豚ちゃんの居ぬ間に・・・
ひとりごと ~小さな嘘~
カーテンの隙間からそっと下を覗く。
朝、いつもの向かいの家の塀にもたれ、僕を待つ君。
学生カバンを下に置き、本を読んでいる。
読書好きな君は夢中になっていて僕の事に気づかない。
ごめんね。
もう少しだけ僕の楽しみに付き合ってくれる?
君の笑顔が好き。
だけど、実の処君の怒った顔も好きなんだ。
ちょっと拗ねたように
「も~、遅い」
と口を尖らすのが愛しく思う。
だから、僕は態と待ち合わせ時間に遅れる。
寝坊したなんて言い訳して。
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