ショートストーリー by豚ちゃん

2011年7月29日 (金)

Happiness

幸せだなぁ。と口に出して言ってみる。

住むところもある、食べるものにも困らない、家族もいる。

何の不満もないのに、なぜかいつも虚無感に襲われる。

幸せな気がするのに、ぽっかりと心の中心に穴が開いている感じ。

最初から開いているのか、いつ開いたのかさえ解らない。

自分なりの幸せをつかむために、前だけを向いて頑張っていた時は

気付かなかっただけなのか。

満たされてしまった今だから感じる虚無感であるとすれば、

次のステップを踏み出さなければいけない、

人生の岐路に立っているのだろうか。

この穴はいつか塞がり、全てにおいて幸せだと思えるのだろうか。

それとも死ぬまで、頑張って歩き続けなければいけないのだろうか。

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2010年4月 8日 (木)

暖かくなりました

君はいつも何を見ているの?

僕と話していても、時折遠い目をしている

君は何を思っているの?

僕の知らない君は誰を想っているのだろう

桜舞う木の下で、僕らは言葉を交わすことなく

ただ座っている

君は隣にいるのに、とても遠くに感じるよ

遠い目をして言った彼女の言葉が頭から離れない

「人生で人を愛するチャンスって、何回あるのかな」

考えたって答えは出ないことくらいわかっている

けど、その回数がわかったら、どれだけ楽だろう

君の愛する回数に僕は入っているかい?

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